マウスピース矯正と
ワイヤー矯正について
ワイヤー矯正とは、装置(ブラケット)にワイヤーを通し、それを歯に装着することで歯並びを整える矯正方法です。マウスピース矯正と違いワイヤー矯正は、幅広い症例に対応しております。目立つといった点がデメリットでもありますが、ワイヤー矯正には様々な種類があり、最近だとあまり目立たないものが出てきました。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の治療期間の違い
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マウスピース矯正
マウスピース矯正は数週間に1度のペースで装置を交換します。治療終了までに使用するマウスピースの数は患者様の歯並びの状態によって異なります。歯を移動させる量が少なければ少ないほど治療期間は短くなります。しかし、治療前の歯並びが複雑であるケースだと、歯を移動させる量が大きいため、2年以上かかる場合があります。平均だと1年~2年ほどで治療が完了します。 -
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正もマウスピース矯正と同様、患者様の歯並びの状態によって治療期間は異なりますが、平均で1年半~2年半ほどで治療が完了します。対応している症例の幅が広いため、症状によっては3年以上かかるケースがあります。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の痛みの違い
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マウスピース矯正
プラスチック素材であるため、ワイヤー矯正と違い痛みは比較的少ないです。しかし、持続的な矯正力による鈍い痛みや、マウスピース装置が接触することによる痛みを感じる場合があります。 -
ワイヤー矯正
マウスピース矯正と違いワイヤーの力で歯を引っ張るため、痛みを感じることがあります。装着直後や通院時にワイヤー調整をした際に特に痛みを感じやすいです。しかし、数日経つと痛みに慣れます。
歯の表側に装着する金属ブラケットや審美ブラケットでは、装置が口内にあたることで傷つき、口内炎や傷が出来てしまう恐れがあります。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の見た目の違い
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マウスピース矯正
マウスピースは薄い透明の素材でできているため目立たず、周囲の人に知られずに治療を受けることが出来ます。 -
ワイヤー矯正
- 金属ブラケット
- 歯の表側に装着するため目立ち、ひと目で矯正をしていることが分かります。
- 審美ブラケット
- 白や透明など目立たない色ですが、歯の表側に装着するため金属ブラケットと同様、矯正していることが分かります。
- 裏側矯正
- 歯の裏側に装着するため周囲の人に知られずに治療を受けることが出来ます。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の食事の違い
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マウスピース矯正
マウスピースは自分で取り外しが可能であるため、治療前と変わらず食事をとることができます。しかし、糖分の高いジュースやお菓子などは虫歯の原因になるためNGです -
ワイヤー矯正
ガムやソフトキャンディ、お餅など粘度がある食べ物はブラケットにくっついてしまう恐れがあるためNGです。また、せんべいなどの硬い食べ物も装置が外れやすくなるため注意が必要です。挟まりやすい葉物野菜は細かく刻んで調理することをおすすめします。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の歯磨きの違い
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マウスピース矯正
マウスピースは自分で取り外しが可能であるため、口腔内を綺麗に保つことができ、虫歯や歯周病を予防できます。 -
ワイヤー矯正
マウスピース矯正と比べブラケットの周りに汚れや食べかすが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。